家づくりでの後悔スポットと自慢スポット

友人が名古屋市に建てた輸入住宅を見に行ったり、大分市の住宅展示場まで足を運んだり、熊本市のモデルハウス見学会に何度も足を運び、予算をにらみながら、豊田市に注文住宅を新築して10年以上がたちました。中野市で注文住宅をたてた親戚もいたので心強かったです。
住み始めた当初はあれこれ気になる部分があり、福生市で注文住宅をもう1回家を建てることができたら、もっとうまく考えるのに、と後悔したものですが、住み慣れた今では、限られた予算で建てたにしては、うまくいった方ではないかと自画自賛しています。
今でも、これはやめとけばよかった、と後悔している設備もあって、それがウォークインクローゼットです。マンション住まいだった時に、収納スペースの少なさに頭を悩ませていたので、私の希望で2畳ほどのスペースを確保して、家族で共有できるウォークインクローゼットを作りました。が、うまく使いこなせていたのは最初の頃だけで、今では室内物置のような扱いになっています。ウォークインクローゼットのあるマンションを購入した友人も、思ったほど活用できていないと言っていたので、向き不向きがあるのかもしれません。
このスペース分、リビングを広くするか、あるいは玄関横にコートやジャケットを入れる程度のクローゼットを設置した方がよかったかもしれない、と思います。

一方で、これは設置して大正解だった!と思うものもあって、それがリビングルームのガス床暖房と大阪市の造作家具屋さんにつけてもらったキャビネットです。これは、前橋市で電気工事をしていた夫の意見で取り付けたものです。予算もかかるし、わざわざ床暖房にしなくてもホットカーペットで十分ではないかと思ったものですが、実際に使ってみると、温かさの質が違うことに感激しました。ガス代が心配でしたが、光熱費はむしろ抑えられています。というのは、温かさに惹かれて、冬の間は子供たちがリビングで過ごす時間が長くなり、子供部屋の暖房費が抑えられるからです。家族の団欒時間も増え、予期せぬ効果でした。
ガス床暖房は、切った後もしばらくは余熱による温かさが続くので、だらだらと夜遅く起きていることが減り、部屋が乾燥することともないので、加湿器が不要になり、風邪をひく回数も減ったように思います。いろいろとメリットが多いので、新築の際には検討してほしい設備です。